たかさきたくま-高崎卓馬
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- この男こそ追及すべき相手ではないのか?。個人のフライングか企業組織としての画策か?。電通にも説明を求めるべきだろう。
http://www.j-cast.com/tv/2015/09/11244979.html
五輪エンブレムもトートーバックも仕掛けは電通ディレクター!審査委員に知らせず佐野案修正?
2015/9/11 15:05
五輪エンブレム盗用問題はサノケン(佐野研二郎)が取り下げることでいったんケリがついたかと思ったが、彼がホームページ上で「誹謗中傷、人間として耐え られない限界状況」と書き込んだことで、「いつから被害者の仮面をかぶった」(『週刊新潮』)のか、「被害者強調で火に油」(『週刊文春』)と攻撃の手は 緩まないようだ。
当然ながら、五輪組織委員会の森喜朗会長や武藤敏郎事務総長は、国立競技所問題に続く不祥事の責任をとって辞任せよという声も日増しに大きくなってきてい る。週刊新潮では、エンブレム選出の経緯に不透明な部分があると、その時の審査委員の一人が匿名を条件にこう話している。<「今回のエンブレムの選出の経 緯はコンペの名を借りた不当な選出方法であったと言わざるを得ない」>
なぜなら、審査委員への報告がないまま森氏と武藤氏が、佐野氏に2度も修正を依頼したといわれる。そのことが事実なら、最終案は専門家ではないこの2人に よって方向付けられたもので、何のために審査委員が集まってデザインコンペをやったのか。<「これは完全なるルール違反で、不当なコンペです」(先の審査 委員)>
審査委員が「修正」の事実を知ったのは発表直前だったというのである。審査委員は8人だが、その中に1人だけこの修正について把握している人間がいた。大 手広告代理店「電通」社員の高崎卓馬氏(45)で、彼は五輪組織委員会のクリエイティブディレクターでもある。審査委員の人選を決めたのも彼だと、先の審 査委員が話している。
また、週刊新潮によれば、エンブレム発表後に、サントリーの「オールフリー」キャンペーンで使われたトートーバックの「盗作疑惑」が持ち上がったが、この広告を担当していたのも高崎氏だという。
エンブレム審査は制作者の名前を伏せて行われたが、審査委員の中には佐野氏の作品と気付いた人もいたようだが、問題はそれよりも修正が審査委員に無断で行われたことである。
<「電通社員、組織幹部、審査委員という3つの顔を持つ高崎氏には,佐野氏の案を『出来レース』に乗せなければならない理由があったのではないか」(同)>
週刊新潮はこう指摘するに止めているが、国家的なプロジェクトに電通が一枚噛むのはよくあることだが、今回の場合、高崎氏と佐野氏が顔見知り以上の間柄であることは推察できる。
最初から何としても佐野案を採用させるために、高崎氏が審査委員に知らせずに佐野氏に修正させたのではないかという「疑惑」は残る。高崎氏は週刊新潮のこの指摘に答える「説明責任」があると、私も思う。
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http://www.gruri.jp/article/2015/09180800/
「エンブレム」審査を「佐野研」出来レースにした電通のワル
7月24日にアートディレクターの佐野研二郎氏(43)が手掛けた東京五輪の大会エンブレムが発表されてから、9月1日に使用中止が決まるまで――この期間、あらゆる問題が次々と浮上し、新聞、テレビは連日、ニュースを流し続けた。が、次の点を詳(つまび)らかにした報道は今のところまだない。佐野氏の案はどういう経緯で選ばれ、修正され、そして使用中止に至ったのか。審査委員や五輪組織委員会の関係者など、証言を重ね合わせていくと、問題の背景に浮かび上がるのは、ある「電通マン」の存在……。
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「「原案」などは森氏にも報告されていた」
「今回のエンブレムの選出経緯は、コンペの名を借りた不当な選出方法であったと言わざるを得ない」
匿名を条件に取材に応じた審査委員はそう断ずる。エンブレム選出の当事者の口から飛び出した“不当”という厳しい言葉。選出の背景に深刻な問題があったことをうかがわせるが、
「今回の件が分かりづらくなっているのは、ベルギーのリエージュ劇場のロゴデザインを担当したオリビエ・ドビ氏が“盗作だ”として提訴した問題以外に、佐野氏がデザインを手掛けたトートバッグの盗作問題など、制作者としての問題が複数噴出しているため。しかし、それとは別次元のこととして、調査しなければならないのが、最終案決定の経緯の不透明さについてです」
7月24日に大々的に発表されたエンブレムは、審査委員がコンペで選んだ「原案」に2度の修正が加えられて出来上がったものである。五輪組織委員会の森喜朗会長と武藤敏郎事務総長には、原案が決まった段階で報告。また、武藤氏が記者会見で明らかにしたところによると、佐野氏側が1度目の修正案を示した際には、「躍動感がなくなった」という理由で再修正を依頼したという。
「そもそも、原案に似た商標登録がすでにあり、原案のままだと商標登録が通らない可能性があるので修正をかける、という報告は、審査委員は受けていない。つまり、修正は審査委員への報告がないまま勝手に進められたことになる。極めて不適切なやり方です」
と、審査委員は明かす。
「また、森氏と武藤氏が原案に対して意見を述べ、修正に関与し、最終案が制作されたことが事実なら、最終案はこの2人によって方向付けられ、判断され、決定したデザインということになる。専門家ではない人がデザインに口を出すのであれば、何のために審査委員が集まってデザインコンペを行なったのか分からない。これは完全なるルール違反で、不当なコンペです」
「新国立競技場問題からエンブレム騒動へ」
この審査委員が「修正」の事実を知ったのは、エンブレムが発表される直前だった。が、審査委員8人の中に1人だけ、早くから修正について把握していた人物がいる。大手広告代理店「電通」の社員、高崎卓馬氏(45)。彼はエンブレムの審査委員であるのと同時に、
「五輪組織委員会のクリエーティブ・ディレクターでもある。彼は、審査委員としてではなく、五輪組織委員会の人間として、エンブレムの修正に携わっていたのです。修正案のデザインを審査委員に報告する役目を負っていたのも高崎氏です」(組織委関係者)
■審査委員の人選も担当
気になる点はまだある。
エンブレムの発表後、佐野氏が手掛けたサントリーのトートバッグに「盗作疑惑」が持ち上がったのはご存じの通りだが、件(くだん)のトートバッグキャンペーンを展開していたのはサントリーの「オールフリー」という商品で、その広告を担当していたのは、「電通」社員としての高崎氏。ちなみに佐野氏のエンブレムが発表された7月24日は、まさにトートバッグキャンペーンが行われている最中でもあった。
また、本誌(「週刊新潮」)8月27日号では、エンブレムと同時に発表されたその「紹介曲」にもパクリ疑惑が囁かれていることを報じたが、ここにも高崎氏は登場する。中心になってスタッフを集め、問題の紹介曲の制作を「統括」したのが高崎氏なのだが、そう、エンブレムを巡るあらゆる「疑惑の糸」が、彼に繋がるのだ。あたかも、高崎氏こそが騒動の「黒幕」であり、一番の「ワル」であることを指し示すように――。
ここで時計の針を一旦巻き戻したい。
組織委員会がエンブレムのデザインのエントリー受付を開始したのは昨年9月12日である。エントリー登録後は11月4日から11日までの間にデザイン案や展開例などを提出。選考は11月17日と18日の2日間で行なわれ、最終的に佐野氏の「原案」が選ばれた。
では、審査を行なった8人の審査委員の顔ぶれを決めたのは誰なのかというと、
「デザインの有識者の意見をふまえた上で、高崎氏が人選を行なったと聞いた」(先の審査委員)
つまり高崎氏は、組織委員会のクリエーティブ・ディレクターとして審査委員の人選を担い、自らも審査委員となったのである。デザイン修正の際だけではなく、彼は最初の段階から、「組織委幹部」と「審査委員」という2つの顔を使い分けることのできる“特別な立場”にあったのだ。
■組織委員会の隠蔽体質
「エンブレムの審査は、東京港区にあるTKP田町カンファレンスセンターで行なわれました。審査会場にいたのは、8人の審査委員と、その他数十名の関係者。組織委のマーケティング局や事務関係の人たちです。審査1日目に104点の作品を14点まで絞り込み、2日目には投票とディスカッションを繰り返して14点の中から佐野氏の原案が選ばれました」(先の組織委関係者)
佐野氏の案は、展開例の豊富さで他の案を圧倒していたというが、後に、その展開例を示すために使用していた空港の写真に盗用疑惑が浮上。それも影響して「白紙撤回」が決まった。
先の組織委関係者は、
「撤回の流れとなったのは、写真の問題よりも、佐野氏の原案と、ドイツのタイポグラファー、ヤン・チヒョルト氏の展覧会ポスターの酷似が判明したことのほうが大きかった」
審査の際、作品にはそれぞれ番号が振られ、制作者名は伏せられていた。
先の審査委員は、
「私個人について限定するなら、審査の最後まで、それが佐野氏の作品だとは全く分からなかった」
と話すが、事情に詳しいデザイナーはこう語る。
「審査委員の中には、どれが佐野氏の作品か気付いていた人もいたようです。ただ、審査が密室で行なわれたことを批判する声も出ているようですが、問題はそこではない。そもそも、審査が密室で行なわれるのは当然のことです」
では何が問題なのかと言えば、やはりデザインの「修正」の経緯についてで、
「原案の商標登録が通らない可能性があるなら、すぐにその作品を諦めて別の作品を選び直せばいいだけ。にもかかわらず、審査委員に無断で修正する、という方法を選んだのは不可解そのもので、当然、修正に関わった高崎氏には疑いの眼差しが向けられることになります。電通社員、組織委幹部、審査委員という3つの顔を持つ高崎氏には、佐野氏の案を“出来レース”のレールに乗せなければならない理由があったのではないか、と」(同)
先の審査委員が語る。
「エンブレムの最終案決定の経緯の不透明さについて調査しなければ、問題の本質に到達できず、同じことが繰り返されることになる。組織委員会の隠蔽体質が変わらない限り、問題が起こるたびに、その責任を、問題に関係した専門家に押しつけて逃げる、という同じことが起こります」
果たしてこの警告は、組織委員会に届くのか――。
【特集】「『五輪序曲』不協和音の演奏者」より
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