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さのとしお-佐野利男




さのとしお-佐野利男





http://www.asahi.com/articles/ASGD931WZGD9TOLB004.html

核爆発認識「悲観的過ぎる」 日本の軍縮大使が発言

ウィーン=岡田将平、大隈崇

2014年12月9日18時03分

写真・図版発言を巡って佐野大使(手前右)と話すサーロー節子さん(同左)=8日、ウィーン、岡田将平撮影

 ウィーンで開会中の「核兵器の人道的影響に関する国際会議」で、日本の佐野利男軍縮大使が8日、核兵器の爆発時には「対応できないほど悲惨な結果を招く」との見方について、「悲観的過ぎる。少し前向きに見てほしい」と発言した。反核団体などからは「核爆発の影響が壊滅的なことは日本が一番よく知っているはず」などと疑問の声が上がった。

 同会議は2013年3月にノルウェーのオスロ、今年2月にメキシコと過去に2回開催。いずれも、核爆発が起これば国際社会が対応できないほどの悲惨な結果を招く、との見解が議長総括で確認された。

 佐野大使は8日の会議で、壇上のパネリストが同様の見解を述べたことを受けて、発言を求めた。「人道支援を提供するための能力を築き上げないといけない」と述べ、今回の議長総括では「もう少し前向きな面から見てほしい」と求めた。「核兵器の攻撃で被害者が出た場合に人道的、科学的、医学的、技術的に助けるための適切な方法を取る」とした1995年の国連安保理決議にも言及した。

 佐野大使は取材に「(対応できないと)あきらめるのではなく、国や国際機関が(被害者の)救出の研究をすべきではないのか、という意味。安保理決議でも『助けていこう』ということになっている」と説明した。発言は「個人的な見解」という。

 発言に対して、オランダのNGO「PAX」のスージー・スナイダーさん(38)は「核兵器が使用された場合を前向きに考えることなんてできない。使用を認めることになる」と反発。長崎大核兵器廃絶研究センターの中村桂子准教授は「オスロ、メキシコで積み上げた前提をひっくり返している。本心で言っているとしたら被爆の実相を理解していないということになる」と話した。

 この日の会議で被爆体験を語ったサーロー節子さん(82)=カナダ在住=は「ここに来て望むのは、まず危険なものがなくなるような、もっと違った見地だ」と語った。(ウィーン=岡田将平、大隈崇)



もし本当なら、到底看過できない発言だ。安倍内閣の右傾化を示す現象の一つとして片付けるわけには行くまい。

軍縮より核武装を進めたいのだろうか。これ以上日本国民に荷物を背負わせないでくれたまえ。日本国民への説明責任を果たす必要がある。

これは失言の多い麻生太郎でさえぶっ飛んでしまうマグニチュードの発言だ。

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