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たはらひとし-田原仁


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たはらひとし-田原仁





色々な意味で大変な事件だ。

施設を離れて一般社会に出ていけば何が起きるか。色々なことが想像できる。施設では様々な準備をしてきただろう。



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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41706310V20C19A2CC1000/

 児童養護施設で施設長刺され死亡、20代男逮捕 渋谷

 2019/2/25 15:56 (2019/2/25 22:37更新)



25日午後1時50分ごろ、東京都渋谷区幡ケ谷の児童養護施設「若草寮」で「男が暴れている」と施設関係者から110番があった。警視庁によると、施設長の大森信也さん(46)=中野区=が刃物で胸などを刺され、搬送先の病院で死亡した。同庁は現場にいた住所不定、職業不詳の田原仁容疑者(22)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。

児童養護施設で男性が刺された事件現場周辺を調べる警視庁の捜査員(25日午後、東京都渋谷区)
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児童養護施設で男性が刺された事件現場周辺を調べる警視庁の捜査員(25日午後、東京都渋谷区)

若草寮によると、田原容疑者は18歳だった2015年3月までの3年間、同施設に入所していたという。

警視庁によると、田原容疑者は容疑を認め、「殺すつもりで刺した。施設に対して恨みがあり、関係者なら誰でもよかった」と話している。同庁は容疑を殺人に切り替えて調べを進めている。

防犯カメラの映像には、田原容疑者が110番通報の5分ほど前に無施錠の1階玄関から施設に侵入する姿が映っていた。その後、玄関脇にある施設長の部屋に入り、持ってきた文化包丁のような刃物で大森さんを刺したとみられる。

通報を受けた警察官が駆けつけると、男性職員2人が椅子を構えて田原容疑者が室外に出ないようにしていたという。

2~3階には入所する6~18歳の子供約30人の部屋があるが、同容疑者は立ち入っておらず、子供にけがはなかった。

東京都は若草寮を運営する社会福祉法人について問題は把握していないとしている。

現場は京王新線幡ケ谷駅から北に約300メートルの住宅街。

児童養護施設は親の死亡や経済的事情、虐待などの理由により家庭で暮らすのが困難な子供を養育する施設。児童相談所が入所の要否を判断する。








https://www.yomiuri.co.jp/national/20190226-OYT1T50127/

面識あったが「誰でもよかった」4年前まで入所

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施設長が刺殺された児童養護施設(左奥)を調べる捜査員(25日午後3時37分、東京都渋谷区で)=武藤要撮影

 虐待などで親元を離れた子どもたちを支援する児童養護施設で白昼、刺殺事件が起きた。殺害された東京都渋谷区の「若草寮」施設長の大森信也さん(46)は退所した子供らにも気配りをし、慕われていたという。殺人未遂容疑で現行犯逮捕されたのは、約4年前までこの施設で暮らしていた男で、警視庁が動機の解明を進める。

 発表によると、殺人未遂容疑で逮捕されたのは、住所職業不詳、田原仁容疑者(22)。25日午後1時45分頃、渋谷区幡ヶ谷の若草寮(3階建て)に押し入り、玄関脇の施設長室に直行し、大森さんの胸や腹を包丁で刺したとされる。

 騒ぎに気づいた男性職員2人が施設長室に入ると、大森さんは床に血を流して座り込んでいたという。職員らは椅子を持って部屋の入り口をふさぎ、警察官の到着を待ち、駆けつけた代々木署員が田原容疑者を取り押さえた。

 田原容疑者は、母親とのトラブルで15歳から18歳まで同施設に入所しており、当時は職員だった大森さんと面識があった。

 調べに対して容疑を認め、「包丁は自分で持ってきた」と供述。「施設に恨みがあった。施設の関係者なら誰でもよかった」と述べているという。警視庁は、田原容疑者が入所していた当時の状況についても、関係者から事情を聞いている。

 若草寮には6~18歳の29人が入所し、事件当時、2階と3階に子どもたちがいたが、無事だった。

 現場は京王新線幡ヶ谷駅の北約300メートルの住宅街。事件から約50分後の午後2時40分過ぎには、多数の捜査員が施設周辺で鑑識活動を始めていた。近くの食料品店で働く男性(45)は「施設の女性が店の前で救急車に『早く来て』と叫んでいた」と話した。

 若草寮を運営する社会福祉法人「わかくさ会」の西沢猛理事長(81)によると、田原容疑者は若草寮にいた当時は、手がかからないおとなしい子だった。施設を出た後は大森さんが個人的にアパートの保証人になったが、田原容疑者はその後、アパート側ともめていたという。

 
大森さん 自立支援 親身に
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大森信也さん

 若草寮は1974年から児童養護施設として運営が始まり、バザーやお祭りを催すなど地域に溶け込んでいた。

 大森さんは約20年前から若草寮で勤務し、「全国児童養護問題研究会」(事務局・京都市)でも機関誌の編集を担うなど、児童養護の現場では「若手のリーダー的存在」だった。1週間前に研修で会った同研究会の武藤素明会長(66)は「卒園生の相談にも親身で、若草寮もトラブルとはほど遠い施設。ただただ驚いている」と話した。

 大森さんは2015年6月、児童養護施設で育った子どもの自立支援についての書籍を共同で出版。編集に携わった明石書店の深沢孝之さん(45)によると、児童虐待や貧困の実態を知ってもらいたいと強く願っていたという。

 02年から約5年間、若草寮に入所していたという川崎市の男性(30)は約1か月前、大森さんと会って退所後の生活の話をすると、笑顔で相づちを打ちながら、励ましの言葉をかけてくれたという。男性は「話しやすい人だった。半年後か1年後にまた近況を話しましょうと約束したのに、言葉が見つからない」と声を落とした。

 
虐待被害の子ら 受け入れ…605か所に2万5000人

 児童養護施設は、児童福祉法に基づき、原則1~18歳の子どもを受け入れる。虐待を受けて児童相談所に一時保護された子どものほか、両親の死亡や貧困などの理由で家庭に戻れない子どもたちが対象で、職員らと共同生活をする。自治体や国からの補助を受け、社会福祉法人などが運営することが多い。

 厚生労働省によると、昨年3月時点で、全国605か所の児童養護施設に約2万5000人が入所している。複雑な事情を抱える子どももいるため、施設の規模に応じて、専門相談員や心理療法を担当する職員などの配置が義務付けられる。

 一方で、外部からの侵入者による事件を想定した職員配置の規定はない。

 厚労省は2016年9月、神奈川県相模原市の知的障害者施設で起きた殺傷事件を受け、児童養護施設に対しても、防犯態勢を強化するよう通知していた。





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