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ねもととものり-根本智紀




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https://www.sankei.com/affairs/news/190522/afr1905220028-n1.html

「リーダー格」職員がなぜ 介護施設殺人「情報共有で虐待防止を」

2019.5.22 18:54社会事件・疑惑

逮捕された根本智紀容疑者

 東京都品川区の介護付き有料老人ホーム「サニーライフ北品川」で入所者を殺害したとして、殺人容疑で逮捕された元職員の根本智紀容疑者(28)は、系列の介護施設で4年以上の勤務経験があり、夜勤帯には「リーダー格」として業務に当たっていた。介護施設などでの職員による高齢者への虐待は後を絶たず、関係者は「中堅職員には負担が集中する傾向がある。施設間でも情報を共有し、職員による虐待を防ぐ取り組みが必要だ」と指摘する。

 施設の運営会社などによると、根本容疑者は平成26年7月に入社し、昨年3月には介護福祉士の資格を取得。都内の系列の施設で勤務していたが、「違った環境を経験してキャリアアップしたい」と自ら志願し、同11月末に開設間もない「サニーライフ北品川」に異動した。仕事上のトラブルはなく、「入所者の状況把握にたけている」と評価されていたという。

 厚生労働省によると、29年度に介護施設などの職員による高齢者への虐待があったと判断された件数は510件で、調査が始まった18年度から11年連続で増加。虐待被害を特定できた高齢者は854人に上り、約6割が殴る蹴るなどの身体的虐待を受けていた。

 介護施設で虐待が多発する背景には、慢性的な人手不足で職員がストレスを抱えやすいことも影響している。介護職の労働組合「日本介護クラフトユニオン」が28年に実施したアンケート(複数回答)では、虐待が起きる原因として、業務の負担が多い(54・3%)▽仕事上でのストレス(48・9%)▽人材不足(42・8%)-などを挙げる組合員が目立った。
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 同ユニオンの村上久美子副事務局長は「低賃金など介護業界の労働環境を改善し、人手不足を解消することが最優先。職員の相談窓口を設けるなど、施設単位ではなく会社全体でサポートしていくべきだ」と話した。



https://www.asahi.com/articles/ASM5K41RKM5KUTIL018.html

老人ホーム入所者を暴行、殺害した疑い 元職員を逮捕

2019年5月22日11時17分

事件現場となったサニーライフ北品川=東京都品川区

 勤務先の有料老人ホーム「サニーライフ北品川」(東京都品川区)で、入所者の男性(82)を暴行して殺害したとして、警視庁は22日、元介護職員の根本智紀容疑者(28)=東京都新宿区=を殺人の疑いで逮捕し、発表した。調べに「暴行を加えたことはありません」と供述し、容疑を否認しているという。

    「男に腹蹴られた」必死に伝えた父 老人ホーム殺害事件

 捜査1課によると、根本容疑者は夜勤だった4月3~4日、施設内で黒沢喜八郎さん=品川区=に暴行を加え、殺害した疑いがある。黒沢さんは翌5日朝に搬送先の病院で死亡した。司法解剖の結果、肋骨(ろっこつ)が折れており、内臓損傷に伴う出血性ショック死だったことが判明。同庁は暴行の程度が強かったとして殺意があったと判断した。4日午前1時45分ごろ、根本容疑者が119番通報していた。

 施設の運営会社によると、黒沢さんは3月初めに入所。自力で歩くのは難しい状態だった。同社は事件後、根本容疑者を解雇した。



高齢者施設で起きた入所者の主な死傷事件

・2014年11~12月

 川崎市の有料老人ホームで当時86~96歳の男女3人が相次いで転落死。ベランダから投げ落としたとして職員だった男が殺人罪で起訴され死刑判決

・17年7~8月

 岐阜県高山市の介護老人保健施設で当時80~93歳の男女5人が死傷。うち2人に対する傷害致死と傷害罪で職員だった男が起訴

・17年8月

 東京都中野区の介護付き有料老人ホームの浴室で男性(当時83)が死亡。浴槽に沈めて殺害したとして職員だった男が殺人罪で起訴

・18年8月

 熊本市のグループホームで女性(当時88)が死亡。腹を殴るなどして死亡させた傷害致死罪で職員だった男が起訴され実刑判決

・19年1月

 神奈川県横須賀市の老人ホームで女性(当時89)が死亡。首を絞めて殺害した殺人罪などで職員だった男が起訴