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さのけんじろう-佐野研二郎


さのけんじろう-佐野研二郎
  1. 東京五輪エンブレム盗作問題が話題になっている。
  2. マークデザインはベルギーの劇場のロゴ、カラーリングはスペインのイベントのポスターにきわめて似ている。オリンピックの五輪マークと東京の文字を外してやれば、似てないと言うやつの方が余程の変人。佐野の作品の独創性が無い事だけは確かだ。
  3. 応募の資格は極めて高い。これは審査する側が自らの審査能力が無いことを暴露しているようなものだ。低レベルの審査会だったと分かる。応募者が不正をやっても通る理由は最初からあったのだ。
  4. 佐野の他の作品も見てみよう。直ぐに気付くのはパクってくっ付ける手法が多いということ。もしかすると、へのへのもへじに帽子を被せて新デザインとやるような手口?。それを否定する必要は全くないが、オリジナルな高いデザイン性を認める必要はない。
  5. 彼の作風を考えると、ダイレクトなパクリの可能性もあるし、インスパイアされたと誤魔化すだろうが、いろいろ使えるものを探していただろうと推定する。
  • 佐野は盗作を否定しているし、インスパイアされた可能性も否定している。結果が似たものになったと言うが、この言い訳は素人には許されるレベルの話だ。素人なら世間の様子をチェックするのは簡単なレベルで済ますのもやむを得ないだろう。しかし、ハイレベルな賞取りを2回も経験したプロなら言い訳が必要な状況を作ること自体、その時点でアウトだろう。
  • 佐野の持ち味は既存のデザインをリファインする能力。纏まりが良い。作品として使いやすい。でも、オリジナル側の了解を取る必要はあるだろう。もしくは「へのへのもへじ」のように既に一般化されているデザインを素材にすべきだろう。
  • (結論)結論として、白か黒と言われれば黒。日本の国際的ベントに使うべきじゃない。

  1. IOCが問題にしないのはこの程度の類似性は気にしないの意味で、著作権などの問題が無いという意味ではない。
  2. 佐野は知らなかったというが、知らなければロンドン五輪のエンブレムを持ってきても良い訳ではない。盗作ではないと言う主張のための証拠?として知らないとしただけだ。子供言い訳だ。
  3. では、プロは何処まで知るべきだろう?。所詮は無理な話だ。プロは何を持ってプロというか?。「俺のデザインにそっくりじゃないか?」と訴えられた時点で、潔く、身を引く覚悟があるのがプロなのだ。
  4. 佐野は潔さもない。狡い男だ。嫌、真面目な男かもしれない。しかし、覚悟のない男だ。好きじゃないな。

  • プロとして最低なのはベルギー側との交渉だろう。プロは依頼主に迷惑を掛けてはいけない。著作権問題がでてきたらすぐに手を打つべきだ。少なくとも適切なメッセージを伝えてベルギー側の名誉をたたえ、敬意を払う気持ちを明らかにすべきだ。
  • ベルギー側には何の損害も発生しない。むしろ話題を提供できるメリットがある。五輪は一過性で劇場は常設だ。言い宣伝になったはず。問題は無視する姿勢を続けたこと。まったくプロらしくない。アマチュアがおろおろしているだけの図式だ。問題にならなかったものを佐野の相手を無視する姿勢で相手側が態度を硬化させた。問題はデザインの問題でなく佐野の人間性の問題なのだ。
  • こんなケチのついたデザインは採用すべきでない。




http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK60386_R00C15A8000000/

IOC「デザインは問題ない」 東京五輪エンブレム問題 

2015/8/1 17:41

 【クアラルンプール=共同】2020年東京五輪のエンブレムがベルギーのリエージュ劇場のロゴなどと似ているとされる問題で、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長は1日、クアラルンプールで開かれた総会で「IOCと東京の大会組織委員会は発表前に全ての登録商標をチェックした。デザインは問題ない」との認識をあらためて示した。委員の質問に答えた。

 IOCで東京五輪の調整委員長を務めるコーツ氏は「劇場のロゴは登録商標として保護されていない」とも指摘した。

 組織委によると、デザインしたアートディレクターの佐野研二郎氏は、4日にも記者会見を開いて見解を示すという。佐野氏は「報道されている海外作品については全く知らない」と、盗用を否定している。

 組織委の森喜朗会長は1日、「半年もかけて国際社会に照会している。その間、異論は出ていない。全く心配していない」と話した。



(2015/08/05追記) 

  1. 佐野氏はこの問題で改めて会見したらしい。 内容が酷い。残念すぎる。
  2. 先ず。ベルギーのデザインと似てないとコメントしたのはいけない。明らかな類似性を否定している心は犯罪者のものだろう。出発点が違っても到達点が同じことはいくらでもある。この程度のものなら佐野はいくらでも類似品を作って知らん振りするつもりだろう。寸分違わぬもので無ければ似ていると判断しないらしい。佐野には模倣されるような上出来のデザインがないから逆の心配は無いのだろう。
  3. 次に。ベルギー側へのリスペクトがない。他の人のデザインを評価する姿勢。先着したことへの敬意。また騒がせたことへの謝罪もない。
  4. 文字(フォント)デザインも指摘されているが、明らかに似ているのだ。Tの水平バーの両端を下げるデザインはロゴデザインとの整合性から必然性があるのだ。ここもセットで真似たとする主張は当然だ。
  • さらに、ベルギーへ行ったことがないなどと無意味な釈明を始めたこと。今時はネットを通じて画像を見ることが容易に出来る。佐野自身が自分のデザインが盗用されていないかの立場でのチェックもありうる。佐野は明確にTの文字をデザインしたといっているから世界中のTのデザインは見ているだろう。T logo
  • 山を目指したら頂上に先着していた人が居た。其れを無視して俺が初登庁とやる図式。アメリカ大陸はコロンブスの発見と今でも信じている連中と同じ。アジア系人種がとっくの昔に南北アメリカに渡っていた事実を無視する行為。先人、先住へのリスペクトが無ければ只の恥知らず。今の米国人は理解している。
  • 佐野が先人をリスペクトしても彼の業績に傷が付くわけではない。傷をつけているのは彼の先人を発見したときの態度の悪さ。そして今尚、敬意を払う発言が無いことだ。だから、佐野は駄目なんだ。


(追記2015-08-17)

サントリートートバッグのデザインではパクリの実態が証明された。Tシャツでも疑惑が出てきた。この佐野研二郎は最初にらんだ通りパクリの常習犯みたいだ。トレースなどと英語もどきを使っているがデジタルの世界でやるなら完全なパクリ。佐野研二郎=パクリデザイナー。この図式に疑いを持つ奴はいないだろう。嘘つきの主張は信用できないし、現実に同じデザインは既にあるのだから誰も誤魔化せない。

五輪組織委員会は問題ないとコメントを出しているが酷い話だ。五輪はお前たちの物ではない。こんな出鱈目で散々ケチがついたデザインを問題なしなんて、どういう権限資格で言っているんだ。日本人を侮辱する気か。正しいオリジナルのものを使うべきだ。面倒だから逃げるために問題なしで済まそうとしているだけで、自分の役割を果たす意識は全く見られない。無責任な態度で許しがたい。

「パクリデザイナー佐野研二郎」
不都合な真実=動かせない事実