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やぎえいじ-八木英次

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やぎえいじ-八木英次

  • 行政機関は情報共有を適切に行うことにより縦割り行政の弊害を少なくすることは今や常識だが、今回の事件はまたも行政の怠慢で適切な情報共有を図ることができず最悪の事態を招いた。法律やマニュアルに書いてあるだけのことでは行政は不十分なのは常識。
  • この課長は残念な人だ。書いてないからやらなかった。法律には親と連絡してはいけない、他県と協力してはいけない、適切に保護を続けてはいけないとでも書いてあったのか。
  • 最善な判断と言うがフォローもサポートもなければ無責任な判断としか言えないだろう。純粋な不作為に対する言い訳だ。


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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160726/k10010609231000.html

逮捕の男 ことし2月に措置入院 12日後に退院

7月26日 16時27分

相模原市によりますと、植松容疑者はことし2月18日、勤務中に「津久井やまゆり園」の職員に対して「重度の障害者は生きていてもしかたない。安楽死させたほうがいい」などと話したことから、施設は、障害者を殺す意向があると判断し、19日に警察に通報しました。

警察は、植松容疑者が2月14日に衆議院議長の公邸で手紙を渡そうとしていたことなどを踏まえ、「他人を傷つけるおそれがある」と判断し、市に連絡しました。これを受けて市は、指定された医師1人が入院の必要があると診断したため、緊急の措置入院の対応をとったということです。
20日には入院先の病院で植松容疑者の尿から大麻の陽性反応が出たということで、22日に別の2人の医師が再度診断したところ、「大麻精神病」や「妄想性障害」などと診断され、入院を継続させたということです。
そして市は、入院から12日後の3月2日に、植松容疑者に症状がなくなったことや、容疑者本人から反省のことばが聞かれたことなどから、医師が「他人を傷つけるおそれがなくなった」と診断して退院させたということで、病院が市に提出した資料には「退院後は家族と同居する」と書かれていたということです。
市によりますと、退院してからは警察をはじめ、家族や近所の人などからの相談や苦情はなかったということです。
相模原市精神保健福祉課は「退院の判断をした時点では症状が改善していたことや本人の話を参考にして、最善の判断をしたと思っている。しかし結果が重大なので、厚生労働省とも相談しながら今後の対応を検討していきたい」と話しています。

措置入院とは、自分や他人を傷つける危険性がある人をその本人の意思にかかわらず強制的に入院させるもので、診断するのは法律で指定された2人の精神保健指定医です。
退院するには、精神保健指定医が定期的に診断し症状が収まったと判定したうえで、病院が自治体に対して「措置入院者の症状消退届」を提出することが必要です。
入院期間には定めはなく、この症状消退届をもとに都道府県知事、もしくは政令指定都市の市長が退院できると判断すれば退院となります。

運輸関係の仕事など経て施設の職員に

近所の人などによりますと植松聖容疑者は、現場の「津久井やまゆり園」から東に500メートルほど離れた一戸建ての住宅にひとりで暮らしていたということです。
神奈川県によりますと、大学卒業後は運輸関係の仕事などをしてましたが、平成24年12月から「津久井やまゆり園」で非常勤職員として勤務を始め、平成25年4月から常勤職員になったということです。
そしてことし2月19日に退職したということです。

去年 駅前でけんかし書類送検

逮捕された植松聖容疑者は、去年6月に東京・八王子市のJR八王子駅前の路上で男性とけんかをして相手にけがをさせたとして、傷害の疑いで書類送検されていたことが警視庁への取材で分かりました。
警視庁によりますと、書類送検されたのは去年12月で、植松容疑者は酒に酔っていた男性と取っ組み合いのけんかになり、男性が軽いけがをしたということです。

近所の人「容疑者の自宅にきのうパトカーが来た」

植松容疑者の自宅の近所に住む73歳の男性によりますと、25日の正午ごろ、容疑者の自宅にパトカー1台が来て警察官が容疑者を捜していたということですが、自宅にはいなかったということです。
男性は「とても明るい青年でよくあいさつもしてくれた。友達も多く一人暮らしの家に遊びに来ていた。施設では暴力沙汰を起こすなどしてやめさせられたと聞いた。事件のことを聞いて驚いている」と話していました。

植松容疑者の自宅の近所に住む74歳の女性は「あいさつもよくするし、明るい若者という印象だった。ただ、施設で利用者に暴力を振るってやめさせられたと施設の知り合いから聞いた」と話していました。
また、女性は11年前まで30年近くにわたって事件が起きた津久井やまゆり園で勤めていたということで「利用者はよく知っていて子どものように思うくらい親しい人もいるので、こんな悲惨な事件が起きてショックです」と話していました。

植松容疑者の自宅の近所に住む44歳の女性は「ふだん顔を合わせることは少ないが、おととし植松容疑者の車と接触事故を起こしたことがあります。狭い道で対向車線に来たので、こちらが停車して通過するのを待っていたら、ものすごいスピードで走ってきてぶつかった。事故後の対応も面倒くさそうで態度はよくなかった。近くでこんな事件が起きて本当に驚いています」と話していました。

5年前に小学校で教育実習

5年前に相模原市内の小学校に通っていた際に、植松容疑者が1週間教育実習で学校に来たという中学3年生の女子生徒は「明るい先生という印象で、みんなで楽しく会話していた。鬼ごっこなどをして外で遊んでもらった思い出もあります。まさかこんな事件を起こすような人とは思えず、ショックを受けています」と話していました。

植松聖容疑者が教育実習を行っていたとみられる小学校の40代の女性教諭は「教育実習では子どもたちと遊んだりと穏やかな様子でした。子どもたちへの指導の方法についてアドバイスすると、『分かりました』と答え次の授業に生かすなど明るく元気な印象でした」と話していました。
高校時代からの友人「様子がおかしいと感じていた」

植松聖容疑者の地元で高校時代から友人という男性は、「彼は高校の時は、誰とでも仲よくなれる明るい性格でした。『小学校の先生を目指して大学に進学する』と言っていましたが、大学入学後は服装や髪型が派手になったり、いつの頃からかは分からないが入れ墨を入れたりして変わったなと感じていました。最近もたまに顔を合わせていましたが、ことしに入ってから一人でずっと深夜のコンビニにいるのを見かけ、少し様子がおかしいと感じていたので、つきあうのをやめていました。事件のことを聞き、驚いています」と話していました。