なかむらおうしゅう-中村桜洲
- 中村桜洲容疑者(22)
- 森田都史君(11)
- 和歌山県警かつらぎ署
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/02/06/kiji/K20150206009762930.html
和歌山小5男児殺害 近所の22歳男を逮捕 刃物で突き刺した疑い
かつらぎ署を出る中村桜洲容疑者
逮捕され、和歌山県警かつらぎ署を出る中村桜洲容疑者
Photo By 共同
和歌山県紀の川市の住宅地で市立名手小5年、森田都史君(11)が殺害された事件で、県警岩出署捜査本部は7日、殺人容疑で現場近くに住む無職中村桜洲容疑者(22)を逮捕した。「やっていない」と否認している。6日午後から、近隣のかつらぎ署で事情聴取し、自宅を家宅捜索していた。
白昼の住宅街で、無抵抗の児童が襲われた事件は解決に向け動きだした。
逮捕容疑は、5日午後、刃物のようなもので男児を突き刺すなどし、殺害した疑い。
森田君は5日午後4時15分ごろ、自宅近くの空き地で倒れていた。捜査本部は目撃者の話から、殺人容疑で、左手に刃物のようなものを二つ持ち、現場から立ち去った男の行方を追っていた。
付近の住民によると、中村容疑者は隣町の工業高校を中退。ゴーグルを着けて家の前で竹刀を振っていたり、上半身裸で太い木の棒を持ったりする姿が度々目撃されていた。
司法解剖の結果、森田君の死因は心臓を刺されたことによる失血死で、即死だったとみられる。傷は右前胸部から入り心臓を貫通。頭には骨が割れるほどの傷が2カ所、胸に1カ所、両腕に数カ所の計10カ所近くに及んでいた。
傷の状況から、凶器は複数で、なたやおのも使われた可能性があり、捜査本部は強い殺意があったとみている。
現場で目撃された男は、作業用のゴーグルのようなものを顔に着け、上は紺色の作業服、下はジーパン姿だった。付近に住む30代の男性は、男が発生直前に前を通り掛かるのを目撃。「面識はないが、以前に現場周辺で1~2回見たことがある」と話していた。
一方、近所の女性(53)によると、森田君宅の向かいに住む女性の友人が1日に、森田君の家をのぞき込む不審な男を目撃。近所の50代男性も、5年くらい前から20~30代の不審な男を見たと証言。「作業用のゴーグルをして木刀を振り回していた。去年の夏ごろから木刀がなたに変わり、なぜそんなものを持っているか聞いたが無視された」と語った。
森田君の遺体は6日、自宅に戻った。紀の川市教育委員会は記者会見し、事件の影響で名手小の児童約10人が欠席したと明らかにした。市教委は臨床心理士を学校に派遣して、心のケアに当たるとしている。名手小では同日夜、緊急の保護者会が開かれた。
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またも22歳の犯罪なんだろうか?。難しい時期なのだ。挫折した人が迎える最初の試練。受験に失敗すると、仲間が卒業する時期が苦しい時期になる。工業高校中退というのは本人も辛かっただろう。自律ということが養われなかったのか。親も辛いだろう。この日が来ることを遠い過去に予想していたかも知れない。
佐世保や名古屋の理由無き犯罪に刺激されたこともあるだろう。絶望の表現方法かもしれない。しかし、憎しみいっぱいの犯行を理解できる理由は想像できない。小学生に馬鹿にされたと思うようなことがあったのだろうか。
近所では、以前からマークされていた可能性もある。
全て勝手な想像だが。
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続報を見ると、中村容疑者は最初から不審者としてマークされていた。家宅捜査で物証は出た。取調べで少年を知らないと離していたが、同じ剣道場に通っていたことが判明。詰まらない嘘をついている。
親の責任も相当だろう。学校の担任も無関係とは言えない筈だ。受験失敗の挫折からのメンタルケアが適切でなかった可能性を疑う。
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