ページ

つのだゆうたろう-角田優太郎


つのだゆうたろう-角田優太郎



http://www.sankei.com/west/news/150114/wst1501140027-n1.html

2015.1.14 12:08更新
【尼崎連続変死公判】

「やせ細り衰弱を知りながら虐待継続」検察側冒頭陳述、優太郎被告側は共謀否定

仲島茉莉子さんの監禁・殺人罪での審理が始まった角田優太郎被告。母の美代子元被告らとの共謀を否定した

 兵庫県尼崎市の連続変死・行方不明事件で、男女5人に対する殺人などの罪に問われた角田(すみだ)美代子元被告=自殺、当時(64)=の次男、優太郎被告(28)の裁判員裁判が14日、神戸地裁(増田耕兒裁判長)で開かれた。この日の公判から尼崎市の民家の床下から遺体で見つかった仲島茉莉子(まりこ)さん=当時(26)=に対する監禁、殺人事件の審理が始まった

 検察側は冒頭陳述で、優太郎被告は茉莉子さんの逃亡生活の状況などを美代子元被告に告げ口し、茉莉子さんが虐待されるように怒りをあおっていたと説明。「やせ細り、衰弱していたのを知りながら、元被告らと虐待を継続し死亡させた」と指摘した。

 一方、弁護側は「元被告らによる監禁や度を超えた暴力があったかもしれないが、優太郎被告は関与していない」として、優太郎被告には殺意がなく、元被告らと共謀していないと主張した。

 起訴状によると、優太郎被告は元被告らと共謀し、平成20年7月から12月にかけて尼崎市の自宅ベランダの物置に茉莉子さんを監禁した上、虐待により衰弱死させたとしている。