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さかもとゆう-坂本雄


さかもとゆう-坂本雄

  • 坂本雄被告(34)
  • 虐待



http://www.yomiuri.co.jp/national/20141128-OYT1T50142.html

葛飾2歳女児虐待死、父に懲役10年…地裁判決

2014年11月28日 22時15分

 東京都葛飾区のマンションで今年1月、2歳女児が虐待死した事件の裁判員裁判で、東京地裁は28日、傷害致死罪に問われた父親の坂本雄被告(34)に懲役10年(求刑・懲役12年)の判決を言い渡した。

 前田巌(いわお)裁判長は「無抵抗な幼児に常軌を逸した苛烈な暴行を加えた。同種事案でも最も重い部類だ」と述べた。

 判決によると、坂本被告は1月30日未明、娘の愛羅(あいら)ちゃんが起きていることに腹を立て、腹部を複数回踏みつけるなどして肝臓損傷で失血死させた。

 判決は「感情の赴くまま、女児を床に蹴り倒した。防護姿勢を取る女児の腹部をさらに踏みつけ、(当時の)妻の制止を振り切って暴行を続けた」と指摘した。

 捜査段階で犯行を認めていた坂本被告は、公判で一転して「自分ではなく妻がやった」と無罪を主張。しかし判決は、犯行を目撃した妻の証言を「具体的で女児の傷とも矛盾しない」と認定し、「妻に罪をなすりつけようとし、反省は一切みられない」と批判した。
2014年11月28日 22時15分 Copyright © The Yomiuri Shimbun